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棋のマナー・戦法

将棋のマナー

マナーを守り楽しく将棋を

将棋が好きで、自分用の手彫り将棋駒を持っている方もいらっしゃるかもしれません。自分の駒を使用して将棋を指すのはとても気持ちがよいもので、将棋をさらに楽しむ術でもあります。しかし、より将棋を楽しみたいということでしたら、マナーを守ることが大切です。こちらでは、初心者の方に向けて将棋のマナーについてご紹介します。

始めと終わりの挨拶はしっかりと

どんなゲームでも、始めと終わりの挨拶をすることが大切です。対局が始まる際には「お願いします」、終えたときには「ありがとうございました」と互いに挨拶をすれば、気持ちよく将棋を指すことができます。さらに、詰んでしまったことによって投了する際には、「まけました」と投了の意思を相手に伝えるようにしましょう。

「待った」と言わない

一度駒を持って指した後に間違いに気付いた場合、つい駒を戻したくなるものです。しかし、手が駒から離れた場合は、指し直しすることができません。「待った」はマナー違反となるだけでなく、反則にも等しい行為とされていますので、決して言わないように心掛けましょう。そのためにも、指し手を決めてから駒を持つことをおすすめします。

駒台に駒を置く

取った駒を手に握りしめたり、相手の見えないところに置いたりしてはいけません。隠し駒といって、ルール違反となるので、取った駒は相手に見えやすいように駒台に載せます。しかし、駒台が無い場合もあると思います。
そういったときには、相手から見えやすい盤の脇に置きましょう。

対局中にお喋りは控える

自分自身が対局中はもちろんのこと、他の人の対局を観戦しているときにもお喋りは控えるようにしましょう。対局中にお喋りをすることによって、相手の考えを妨げてしまう場合があります。そのような状態では、互いに気持ちのいい将棋ができなくなってしまいます。また、観戦中にはアドバイスをしたいという気持ちが出てくるかもしれません。そういったときには、対局を終えた後に言うことをおすすめします。しかし、家族や友人と一緒に楽しく将棋を指したいというときにはその限りではございません。

他にも、駒の並べ方や対局時計を押す手など様々な作法があります。マナーを守ることによって、お互いに気持ちよく将棋を指すことができるだけではなく、上達にもつながりますので最低限のマナーは覚えておきましょう。

将棋の二大戦法

年齢問わず遊べるボードゲームの1つが将棋です。将棋はルールを覚えることによって、誰でも指して楽しむことができます。「時間があれば家族や友人と将棋を指す」という方も多いでしょう。より将棋を楽しむためにも、飛車を使った2大戦法を覚えておくと便利です。

攻撃の要となる「飛車」

攻撃の要となる「飛車」

飛車は王将と同じように重要な駒の1つで、両陣営ともに1つしか配置されません。飛車だと左右前後に移動することが可能です。敵陣地に駒が侵入した後は飛車から竜王に成ります。竜王は左右前後の移動に加えて、左右斜め前と後ろの4方向に1マスずつ動くことができます。打ち方次第では、戦法を決定する重要な駒となるでしょう。

居飛車

盤面の右側4列を使い、右側から攻めていく戦法のことを居飛車と言います。攻めの形が作りやすいのが特徴で、相手が受け間違えた場合には押しつぶすことが可能です。攻めるスタイルが好きな方にはおすすめの戦法です。居飛車中心の戦法の人は、居飛車党と呼ばれます。

振り飛車

居飛車に対して、振り飛車は盤面の左側5列を使い、左側から攻めていく戦法のことを言います。好きな場所に飛車を振ってスムーズに囲いを構築することが可能で、相手はその手順をほぼ阻止することができません。攻撃・防御のバランスもよいのが特徴です。振り飛車中心の戦法を使う人は振り飛車党と呼ばれます。

居飛車と振り飛車という2つの指し方について紹介しましたが、戦法はさらにたくさんあります。初心者でも戦法を覚えることで将棋を楽しく指すことができるでしょう。

明治10年に創業した当店では、手彫り将棋駒や将棋盤など職人がこだわり続けた技術によって製造された伝統の逸品を販売しています。仕入れから加工、製品化まで一貫して承っており、でき上がりに自信のある手彫り将棋駒の専門店です。飾り駒やキーホルダー、ストラップといった民芸品も製造しておりますので、将棋がお好きな方はぜひ当店をご利用ください。さらに山形県天童市にある店舗では、手づくり駒体験を行っています。自分の名前や好きな言葉などを自由に書き込むことができるので、旅行などで天童市にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。